on January 11, 2010 by champlasonic in trip,
リド・イラマのCDを求めてデンパサールへ
バリ滞在最終日。
この日の深夜便で成田へ飛ぶので丸一日時間の余裕がある。
ホテルで朝食をとって荷造り。
荷物をフロントに預けてクタ方面へ。
とりあえずCentroのCD屋へ。
ウブドのCD屋で見つけたリド・イラマ(Ridho Irama)のCDを探すため。
音楽はしっかり現代風味で21世紀ダンドゥットなカンジでかなりよかったのだ。
リドの父は「ダンドゥットの帝王」と呼ばれるロマ・イラマ(Rhoma Irama)。
強引に日本で例えると、演歌の帝王である北島三郎の息子ってワケだ。
ロマは90年代のワールドミュージック全盛期にパシフィコ横浜で開催されたWOMADで来日してライヴを行っている。
当時は残念ながら見に行けなかったものの、NHK BSでその模様が放送され、VHSのビデオをまだ持っている。
ロマの歌はとにかく説教臭いことで有名だけど、彼のバンド「ソネタグループ」とのステージングはやたらにカッコよく、いつかライヴでみたい人の一人である。
そんなロマに息子がいて、彼が音楽をやっているなんてまったく知らなかった。
しかも顔はロマにそっくり!
クタ周辺で正規版CDを売っている店なんてCentroにしかないのだが、ダンドゥットの品揃えはひどかった。(それでもクロンチョンのヘティ・クース・エンダンのVCDは在庫。)
こちらで多くのローカルミュージックを耳にしたけど、やっぱりぼくはダンドゥットが好き。
バリ人はダンドゥットを「ジャワ人の音楽だろ? ダセぇ」と貶して見ている。
多くのジャワ人がバリへ出稼ぎにきて働きにきているが、カッコイイ(言い換えればスカシた)音楽をかけている店でも閉店した後、彼らが掃除をしながら聴いているのはダンドゥットだったりする。
だから、バリにいる間、ダンドゥットへの思いばかりが強くなっていってしまう。
しかたなく、ジャワ人も多く居住するデンパサールの街中へ移動することにする。
デンパサールは先のエントリで書いたAkasakaがあるところ。
リゾート的なものはもちろん、特にコレといった観光資源があるわけでもない街。
バリ観光に来る人にはまったく無縁だけれど、この地の人の素顔が見える街だ。
タクシーのドライバーに「バリ人のキミは嫌いだろうけど、ダンドゥットのCDが欲しいので売られている場所まで行ってくれ」と伝えると、ショッピングセンターRamayanaまで連れていってくれた。

Ramayanaはローカルが利用するスーパーで何でも揃う。
入口横の出店的な化粧品屋からはダンドゥットもきこえる。
もちろんCD屋も…と思ったけれどこれがまったくなかった。
本屋のおばさんに聞いてみると「Rimoにならあるよ」と言われたので向いにあるRimoへ。
RimoはPC屋やケータイ屋がひしめくいわゆる「電脳ビル」。
自作用の基盤やコピーソフトはあふれているものの、他国の電脳ビルと比べると商品が少なくおもしろみに欠けるものだった。

で、CD屋もみつからず。
宛てもなく排ガスであふれる街中を歩いてるとコーランの声が聞こえてきた。
その方向に行くとモスクがあり、周りに小さなお店がたくさん開いていた。
そこにようやく小さなCD屋を発見。
一枚だけあったリドのCDをようやく確保!
この夜はシャワーを浴びるチャンスがないためRamayanaに戻り、最上階の美容院YUPIEへ。
前々回のバリ訪問時にNさんに教えられて行ったカルフールのYUPIEでヘッドスパをしてもらった気持ちよさが忘れられなかったのだ。
担当してくれたのはDavvyちゃんというジャワから来てまだ一年という十代後半の女の子。
どうやら英語が一番できる子がこの子だったらしく施術しながらいろんな話をしてくれた。
彼女は都会に出てきてこの仕事をするのが夢だったらしい。
「両親には出てきてから会ってないけど、こっちでいい仲間に恵まれて好きな仕事ができているのでものすごく幸せ!」とすごくいい笑顔をみせてくれる。
おそらく彼女が手にしている月給は3万円程度。
日本との貨幣価値が違うにしても、ぼくが毎日何本も水代わりに120円のビンタンを飲んでるってのは、彼女たちにとっちゃちょっと度がすぎているのだろう。
ヘッドスパの気持ちよさもさることながらDaffyちゃんとのおしゃべりがとてもおもしろかった。
外に出ると大雨。
タクシーを拾ってクタに戻り、Nさんと合流。
トゥバンの大衆食堂で最後のインドネシア料理をいただく。
パッと見ではきたない食堂だけどこっちで食べたナシゴレンの中でいちばんおいしかった。
Nさんに空港まで送っていただき出発遅れで24時をすぎに離陸。


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