on July 2, 2009 by champlasonic in web,

NAVER日本版、正式にオープンしましたよ

前にNAVER日本再上陸のお知らせというエントリを書きました。
あれから一ヶ月がすぎた7/1正午、無事Openβとしてリリースされました。

naveropen
▼NAVER - 探しあう検索、ネイバー
http://www.naver.jp/

この日を境に登録なしでもフツーにNAVER検索が使えます。
でもゼヒ登録して「NAVERまとめ」を使ってみてください。
ちなみにぼくのまとめはこちら

この船出の日、ぼくは風邪で体調を壊してしまい自宅で寝込んでいたというテイタラクでした。
(中のみなさん、スンマセンでした…。)

さて、日本における検索サービスといえばYahoo!とGoogleが拮抗しています。
かつては日本土着検索エンジンがいくつかあったのですが、ほとんどが米国に白旗を揚げて現在に至ります。
で、ここに果敢に挑んでいるのが東アジア勢。
昨年の日本に上陸した中国のBaidu(百度)、そして韓国のNAVERいうわけです。

BaiduもNAVERも自国では共に60%を超える圧倒的なシェアを誇っています。
その背景ゆえの日本上陸ですが、置かれた状況やアプローチともにまったく違うのではないかと思っています。

中国の人口は13億人と言われてます。
うち「富裕層」と呼ばれる人たちが8%。
たった8%と言えど、13億人の8%ですから約1億人いる計算になります。
しかも彼は我々平均的日本人よりも圧倒的に裕福な暮らしをしているわけですから、インターネット利用人口という意味では日本よりも大きいかもしれません。

一方、韓国の人口は約5000万人ですから日本の半分以下です。
しかしながら97年のIMF危機以降、国策で急送にブロードバンド網が発達し、全人口の45%が首都ソウル経済圏に暮らすようになりました。
つまり、国民のPCでのインターネット利用歴が長く、しかもその多くが都市文化の中で生活しています。

日本は韓国の2倍以上の人口ですが、国土が広く且つ人口構成が高齢化しています。
また、ケータイのインターネット化がブロードバンド化よりも先に進行しました。
ひょっとしたらPCで日常的に「検索」をしている人数は韓国とあまり変わらないかもしれません。

中国と韓国を対比してみるとこんなカンジではないでしょうか。

    【中国】インターネット利用率は低いけれど未開拓な巨大市場を持つ。
    【韓国】人口は少ないけれど早期のブロードバンド化でインターネット利用率が高い。

この二国の対比は携帯電話の事例にもあてはまります。

    【中国】巨大市場を背に自国内で山寨(コピー)ケータイが出回り、安価に多くの人に行き渡ろうとしている。
    【韓国】自国の市場はすぐに飽和し海外展開を進め、高い技術で成功しているSamsungやLGの存在。

検索サービスにあてはめてみましょう。

    【中国】自国の巨大市場があるためGoogleに倣った機械検索をそのまま展開し、そのまま日本に持ってきたBaidu。
    【韓国】知識inで国内市場で大逆転した人力検索の発想をベースに日本市場にチューニングしてきているNAVER。

ちょっと強引ですかね。笑

前のエントリでこんなことを書きました。

しかし、NAVERのおもしろいところは<機械の力>ではなく<人の力>に着目しているところです。
みんなとは違うことを考えています。

Baidu、Google、Yahoo!は機械検索による高精度な検索結果の競争をしています。
一方、NAVERは「まとめ」や「人物ファインダー」のように人力で整理されたコンテンツで「わかりやすさ」という利便性を提供しようとしています。
機械が収集してきた<なんでもある検索結果>よりも、人がわいわいと収集してきた<わかりやすい検索結果>のニーズこそ世界的に忘れられてきたものの一つだったのではないか、と思うのです。

もちろん課題は山積みです。
緑色のドアは開いたばかりですから。


【おことわり】
この内容はあくまでお仕事をさせていただいているぼく個人の考えであり、NAVERのオフィシャルな考えではありません。

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